読者をグイグイ引き込む文章(記事)を書く方法
こんにちは。
ブログ管理人の根本です。
本日は読者からの反応、すなわち行動を起こさせる文章の書き方を解説していきたいと思います。
これからお話する内容は、
・ブログ記事
・Twitter
・Facebook
・メルマガ
・LINE@
などウェブライティングを活用できる様々な場面に使っていけるものです。
さて、そんな読み手に行動を起こさせる文章の書き方を解説していきたいと思うのですが前回お伝えした「お金を生み出せる文章」という記事はご覧頂けたでしょうか?
まだ、ご覧になられていない方は是非以下からご覧になって下さい。
この記事で僕が主にお伝えした事は、文章によってお金を生み出していくには読者の心を動かす必要がある、そしてその心を動かすためには3つのステップを踏んで行かなければいけない・・・・・
そんなお話をさせて頂きました。
そして、その3つのステップこそ
1、興味と関心を持つ
2、共感と信頼を持つ
3、行動する
ブログ記事でもTwitterのツイートでも、文章で何かを売り込んでいく時には原則的に上記の3つの段階を経ていくことができれば、いわゆる商品の成約率は極めて高いものとなっていきます。
少なくとも、これらのステップをしっかりと踏んだのであれば商品をセールスしていってその商品が「全く売れない」という事はありえません。
それゆえに、テキストベースで商品を売っていくネットビジネスを行う上でのライティングスキルは以下の3つに集約されるのです。
・読み手に興味と関心を与えるライティングスキル
・読み手に共感と信用を与えるライティングスキル
・読み手に行動を起こさせるライティングスキル
ここまでの事を「お金を生み出せる文章とは」という記事で解説させて頂きました。
参考:お金を生み出す文章とは
そして、今回はより具体的なライティングスキルについて解説していこうと思います。
その中で、今回お伝えしていこうと思うスキルは上記の3つのステップの最初のステップである
「読み手に興味と関心を与えるライティングスキル」
について詳しく解説していこうかなと思います。
言ってみれば、この部分をクリアしなけば文章における本文を読者に読んでもらえる事はありません。
それゆえに、1つの文章を最後まできちんと読んでもらうためには冒頭段階で
「読者をグイグイ引き込むような文章」
を書く必要があるのです。
何より、読者を引き込む文章とは言ってみれば、特に興味や関心のない人が何気なくその文章を目にした時、その続きが読みたくて読みたくて仕方がなくなる文章を指します。
ブログ記事で言えば、そのタイトルをクリックし読者が記事の冒頭部分を目にした時。
そのスタートの段階で読者を引き込むことが物凄く重要になってくるわけです。
いかに読者とのファーストコンタクトで、その記事の内容に興味と関心を持ってもらえるか。
もし、その冒頭部分で読者に興味や関心を引き出すことができなければ、たとえその記事の本文において素晴らしい内容のコンテンツを提供していてもそれを読者に届ける事はできません。
なぜなら、読者は冒頭部分において「読む価値がない」と判断した文章を最後まで読み進める事はないからです。
だからこそ、読者の興味と関心を引き出すという事は、全てのテキストコンテツに課せられた「最初の課題」と言っても過言ではないのです。
もちろん、読者から興味と関心を引き出すという事と、何かしらの商品を成約していくという事はそのままイコールにはなりません。
ここはあくまでも別物と考えて下さい。
しかし、最初の段階で読者から興味と関心を引き出すことができなければ、その文章からなんらかの商品が売れていく可能性は「ゼロ」だという事なんです。
つまり、このスキルは
「その文章を読者に読ませる為のスキル」
という事。
テキストベースの媒体を活用して、なんらかの商品を売って行こうとするのなら、このスキルがいかに重要であるかは言うまでもないでしょう。
じゃあ、どうすれば興味や関心もなく、何気にフラッと見る読者に興味や関心を持たせることができるのか。
そのポイントとしてはっきりと言えることは、以下の2点になります。
1、読み手に「何故?」を与える
2、読み手になんらかの「イメージ」を与える
では1つ1つ詳しく解説していきましょう。
読み手に「何故?」を与える
これは読んで字の如く、その文章を読み始めた段階で読み手に
「何故?(Why?)」
という感情を"意図的に"与えると言うことです。
これはわざわざ説明する必要はないと思いますが、人間は特定の物事に対して「何故?」という疑問を持てば自ずとそこに興味や関心を持ちます。
仮にそれが文章であったとすれば、「何故?」という興味と関心を持ちながらそのページを閉じると言う事はありないでしょう。
最後まで読み切るかは別として、確実にその文章を読み進める事は間違いありません。
何より、読者に対して「何故?」という感情を強く与えれば与えるほどその興味と関心は強くなり、その文章の続きを読み進める意欲が高くなります。
それゆえに、いかにしてこの「何故?」という感情を文章の冒頭段階で大きくさせるかが重要になるのです。
はい、ここまではいいですね?
じゃあその次に進みます。
読者に対して「何故?」という気持ちを与える事ができれば自ずと興味や関心が湧いてくるのはわかりました。
では、実際に読者に対して「何故?」という感情を与えるにはどうすれば良いのでしょう?
その最も効果的な手法は
「結論を先に与え、その結論への過程に興味を向けさせる」
と言うものです。
これは意外に思われるかもしれませんが、人間の興味というものは「結論」という部分よりも「その結論に至った過程」に集まります。
言ってみれば
・その結論に対しての興味や関心
・何故その結論に至ったのかへの興味や関心
これらを比較した場合、確実に後者への興味や関心の方が高くなるわけです。
映画や小説、あるいは漫画やアニメなどで言えば意見はわかれると思いますが、何かしらの商品を売っていく場合であれば、確実に後者の方が興味を引くことができます。
またベストセラーと言われるエンターテイメントの多くは、結論が先にわかった上でその過程に視点を向けさせるという作りになっています。
その典型はヒーローものです。
例えば漫画で言えば
・ドラゴンボール
・ワンピース
など。
あるいは
などもそうですが、こういった主人公がヒーローのものはもう大抵すでに結論はでていますよね。
例えば、ドラゴンボールで言えば漫画の単行本は42巻でていますが、誰も物語の序盤で悟空が敵に負けて死んでしまうなんて思っていません。
中にはそこに疑いを持つ人もいるかもしれませんが、その大半は
「最後は悟空(悟空側の人間)が勝つ」
と思っているはず。
その上で、どうのようにして勝っていくのかに興味があるから、物語を読み進めるだと思います。
誰も悟空がいつ敵に負けて世界が破滅することにハラハラドキドキする人はいませんよね。
つまりドラゴンボールで言えば、読者の多くは悟空が勝つと言う結論はすでにわかった状態でその敵に勝つ過程に興味や関心を持っているわけです。
もちろん、それは他の漫画や戦隊ものも同じでしょう。
あとわかりやすい例を挙げれば、ロングヒットの時代劇
などはまさにこの典型ですね。
最近で言えば、ワンピースなどは「ワノ国編」に突入していますが、物語に登場する光月おでんはすでにカイドウに公開処刑されているという結論はわかっています。
しかし、その過程に読者が興味を持つことを知っているからこそ、作者の尾田栄一郎さんはそのヒストリーをダイナミックに描いているわけです。
もちろん、そこを見越した上であえて梯子を外す作者もいますが。
まぁ、傾向としてはそのような構成が多いのは間違い無いと思います。
ちょっと話が脱線してしまったので、話を戻しましょう。
今漫画や映画などの結論は多少の違いはあると思いますが、仮にそれが文章を通して何かしらの商品の売り込みを行う場合であれば絶対に結論は先に出してしまった方が良い。
これは断言できます。
「いや、そんなことはない」
と思っている方。
例えば、ライザップ。
「我々が結果にコミットしたらこのクライアントさんは1ヶ月後どうなったでしょう?」
といきなり問われれば。
今でこそライザップは有名になっていますので、それでも興味や関心は惹けると思います。
しかし、世の多くの人が「ライザップって何?」という状態の時であれば
「いや、知らんがなw」
となって終了でしょう笑
そもそもライザップってなんやねんと。
しかし、いきなりビフォーアフターの被写体をあのリズムに乗せながら、比較写真を前面に押し出し、その上で
「たった1ヶ月でここまで体がシェイプアップした理由とは」
と問いかければ、そこに「何故?」「どうして?」とその先を知りたくなる人は多くなるはずです。
最初の例文は「体が見事にシェイプアップした」という結果を伏せ、そこに興味や関心を集めようとするアプローチ。
一方、次にお見せした事例は先に「シェイプアップした」という結果を伝えた上で、そこに行き着いた過程や経緯の方に、興味や関心を集めようとするアプローチ。
では、なぜ多くの人が前者ではなく後者に興味を抱くのか。
その理由は、前者が読み手にとって関連性が薄い内容のものであるのに対し、後者は読み手にとって関連性の濃い内容になっているからです。
まず、前者のクエスションは
「ライザップに行った人がどうなったか」
という点にスポットを当てているので、あくまでも「その人がどうなったのか」というだけの内容になっています。
一方、後者の
「たった1ヶ月で体をシェイプアップするために行なった事」
にスポットが当たっています。
つまり、それぞれの「結果」を知る事ができる物事を考慮したのなら、前者は「その人がどうなったのか」という自分とは関係の無い人間の結果を知るだけなのに対し、後者は「その方法や理由」を知る事ができるわけです。
仮に自分が読み手となって考えた時に、どちらにメリットがあるのかを考えれば「その方法や理由が知る事ができる」方なのは言うまでもありません。
現にその方法が自分にとって最もベストなものかもしれない。
そのような期待感を持つからこそ、後者の方に興味や関心を持つのです。
先ほど例にあげたライザップの例題を見てそこまで深く考えた人は少ないかもしれません。
とは言え、なんとなくでも前者より後者の方が読み手の興味を惹けるのではという理屈はわかって頂けたと思います。
だからこそ、それを文章に落とし込んでいく上でも冒頭部分で過程にフォーカスさせ「何故?」という心理作用を生み出していく事は、興味と関心を引き出していく上では非常に有効だと言う事。
是非、今後ブログ記事やアフィリエイト記事を書いていく上では活用してみて下さい。
では、ちょっと長くなっていますがもう1つのポイントに移っていきましょう。
読み手になんらかの「イメージ」を与える
読み手になんらかの「イメージ」を与える事。
これはイコールとして、
「思わず人が反応してしまう文章」
とも言える事ができます。
そして、そんな文章にはある特徴が明確に存在します。
それこそが
「読者からイメージを引き出す事ができる文章」
なのです。
これはブログ記事やメルマガ、あるいはSNSと言ったネット界隈のテキストのみならず、ビジネス書や小説といった全てのテキスト媒体に当てはまります。
端的に述べれば、あなたがこれまで読んできた書籍を思い返して下さい。
おそらく、心に残っている書籍、印象的な書籍はもれなく
「イメージしやすいもの」
だったのではないでしょうか。
それこそ小説であれば、自分がその物語の中に入ってしまったかのような感覚を覚える。
あるいは、その文章を読むだけでその情景が自分の心に鮮明に写しだされる。
そんなイメージをはっきり与えられる文章ほど、読み手は感情を刺激され心を動かされていくのです。
逆に、その文章をどれだけ一生懸命に読み進めても一切イメージのわかないような文章ほどストレスが溜まる文章はありません。
つまり、読み手をグイグイ引き込んでいくような文章において、読者にイメージを与えると言うことは必要不可欠であり、その与えるイメージが鮮明であればあるほど読み手はその文章に突き動かされていきます。
具体例をあげるとすれば、ビールを売り込んでいく文章を見比べてみて下さい。
(例文1)
「このビールはとにかく美味しいビールです」
(例文2)
「しっかりと熟成させた麦を一番絞りにした贅沢なビール。口に入れた瞬間、上品な麦の香りが口いっぱいに広がります。」
例文1からは「おいしい」というイメージは「なんとなく」しか湧いてこないはずです。
一方、例文2の方はおそらくこの一文だけでも、その「おいしさ」を読み手にイメージさせることができます。
たった二行だけの工夫でも、読み手の感覚を刺激し、そのイメージを与えていく事ができるのです。
それこそ、普段からビールを飲んでいる人ならこの一文だけでそのイメージを呼び起こすものであり、その記憶を思い出す事はそのまま読み手の五感を刺激する事に繋がります。
そして、その感覚を1つ1つ刺激していく事で読み手はその文章から色々なイメージを膨らませていく事になるわけです。
そして、そのイメージによって読み手は不快に思うこともあれば、幸福感を感じることもある。
さらに、その感情を期待感や恐怖感に導いていくことも不可能ではありません。
そしてその感覚をいかに興味や関心の方向に向けていく事ができるか。
「もっと知りたい」
「続きが気になってしかたない」
そのように思わす事で強烈なイメージを鮮明に与えていく。
これこそ、読み手をグイグイと引き込んでいくための文章に必要不可欠なポイントになります。
そんな興味と関心を引き出すためのライティングテクニック。
それがここまでお話してきた
1、読み手に「何故?」を与える
2、読み手になんらかの「イメージ」を与える
この2点であり、本日お伝えしたテクニックだけでもかなり具体的な解説になったと思います。
是非、あなたのブログやSNSあるいは日常の文章作成に役立てていって下さい。
では、今回は以上になります。