人間が感覚的に反応してしまう文章の原則とは

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今回は


「人間が感覚的に反応してしまう文章の原則とは」


というテーマを解説していきたいと思います。


本来ネットビジネス、リアルビジネス問わず文章によって何かを売り込んでいく際は特定のターゲットを設定し、そのターゲットに向けてなんらかのメッセージを届けるというのが鉄則となります。


これは間違いなく必須事項です。


それこそそのターゲットが明確であればあるほど、より高い反応が取れる文章を書いていくことができるのは間違いありません。


そして、今回のテーマはその一歩手前にあるものとなっています。


特定のターゲットというくくりではなく、およそ「全ての人間」に共通して言える、人間心理の原理原則。


全ての人間が持つ


「根源的な欲求」


についての話です。


誰もが「感覚的に」「本能的に」反応せざるを得ない文章。


仮にどのような商品を売っていくにせよ、どんな人間をターゲットするにせよ、これからお話していくテクニックを駆使していけば全てに共通して極めて高い効果を発揮していけるはずです。

 

 


全ての人間が根源的に持つ、共通的な「欲求」とは

 

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まず、そもそも全ての人間が共通して持つ「欲求」という事について考えてみます。


それは


・食欲
・性欲
・睡眠欲


といういわゆる三大欲求というものです。


これは「生理的欲求」とも言います。


人間が生命として生きていくため、種を繁栄させるために必要なもの。


いわゆる生まれながらに全ての人間に備わっている「本能」と言うやつです。


お腹が減ったらご飯が食べたいと思う。


これは、お腹が空腹になり体が栄養を求め始めると脳が身体と連動して信号を出す結果現れる現象です。


まさにこれが人間の本能になります。


あらかじめ備わっている人間の機能と言ってもいいでしょう。


当然これは「性欲」や「睡眠欲」にも同じことが言えます。


それゆえ、この欲求に対して訴えかける言葉(文章)は全ての人間が共通したイメージをし、そして反応を示すようになるのです。


例えば、


霜降りがびっしり入った肉をじっくりと焼く。そして肉汁したたる肉厚ステーキを口いっぱいに頬張る。」


こんな一文を読むだけであなたはそれとなく、自分のイメージの中でうまい肉を食べる想像をすると思います。


生理的な本能が刺激され、あなたの心理状況は僅かでもこのような言葉に動かされるのです。


あるいはこんな一文。


「炎天下の中の肉体労働。もうすでに5時間は動きっぱなし。当然、喉はカラカラ・・・・そんな火照った体にキンキンに冷えた生ビール!!」

 

もし、あなたがお酒好きの人なら思わずゴクリと喉を鳴らしてしまったかもしれません笑


ひょっとするとこの一文で冷蔵庫を開けて、ビールを取り出す人もいるかも?笑笑


人にイメージを与え、その欲求を刺激し行動を起こさせる。


そのために、このような生理的欲求を刺激するテクニックは時に絶大な効果を発揮します。


もちろん、ステーキやビールの話で家や車を売っていく事はできません。


ただアフィリエイト記事やブログ記事、あるいは有料noteにおける冒頭文などにこうした欲求を刺激する言葉を随所に入れていく事で、読み手はあなたの言葉に感覚的な刺激を受ける事になります。


そして、そうした小さな刺激の積み重ねが最終的な行動へ読み手を導いていく事になるのです。


つまり、あなたが売っていきたい商品を読者にアピールする際、こうした欲求を満たすことができる要素が少しでもあるのなら、その点をアピールしていく事が効果的であり、同時に読み手には感覚的、生理的、本能的に強い影響を与えていくことができます。


はい、どうでしょうか。


ここまでが、誰もが持っている欲求の第一段階として誰もが確実に反応してしまう欲求へのアプローチ方法です。

 


人間が誰しも共通して持つ「もう1つの」強い欲求とは

 


そして、ここからは全ての人間が共通して持つ「もう1つの」強い欲求について。


それは、マズローという心理学者の説の考えを根本としており、これを第二段階の欲求と位置付けています。


そして、その第二段階の欲求こそ


「安全欲求(未来欲求)」


です。


こちらに関しては、色々と意見が別れる部分がありますが僕はマズローが提唱する、第二段階の欲求は確実にあると踏んでおり、僕自身こちらの欲求への刺激を駆使する事で極めて高い成約率を叩き出す文章を書いてきました。


ちなみに、こちらの欲求は不安を取り除き、未来も快適に生きたいという欲求になります。


言うまでもなく、このような願望や欲求は誰しも持っているはずです。


それこそ、今巨万の富を得てどれだけ快適な暮らしをしている人であっても、この欲求が消える事はまずありません。


むしろ持つもの(所有する財産や資産)が多くなればなるほど、次はそれを守りたいという欲求が出てくるからです。


そしてこれこそが、安全欲求(未来欲求)というものになります。


何より、この欲求を刺激出来る文章もまた高い反応を打ち出す事ができます。


ただこちらの欲求は先ほどあげた、第一の欲求である「感覚的な欲求」と比べて少し論理的な部分を併せ持った欲求です。


つまり、この安全欲求を刺激するにはこちら側も感覚的な刺激を与えると言うよりもより論理的な解説を用いて刺激をしていく必要があります。


それだけに、この欲求を刺激する文章はたとえどのような商品を売っていく場合であっても、色々な角度から論理的に書いていくことができるはずです。


将来や未来に対する絶対的な安心感。


多くの人はそこにお金や財産を投じてくれます。

 


「基本的欲求」と「社会的欲求」

 

ここまでお伝えしてきたそれぞれの欲求は心理学の世界では、


・生れながら持っている欲求(食欲、性欲、睡眠欲)=基本的欲求
・社会生活の中で生まれる欲求=社会的欲求


と呼ばれています。


そして、この「社会的欲求」にはまだ次の段階があり、それらもまた多くの人に強い刺激を与えることができるものとなっていきます。


それが


「人から尊敬されたい」
「人より優れていたい」


という


「尊重欲求」


です。


この欲求も必ず全ての人間が持つ欲求の1つになります。


つまり、この欲求を刺激する言葉も人が感覚的に反応してしまう非常に効果の高いものだと言うことです。


心理学の世界では、先ほどの安全欲求やこの尊重欲求を「社会的欲求」と分類し、最初にあげた食欲、性欲、睡眠欲などを基本的欲求と分類します。


ただ僕の場合は、この心理学をビジネスのマーケティングに応用していくのなら


第一段階の欲求=基本的欲求と安全欲求
第二段階の欲求=尊重欲求


と分けて考え、自分が扱う商品がどちらの人にアピールすべきかを考えるようにしています。


なぜなら、僕個人の長年の統計的にこの分類が最も高い成果を出せているからです。


大切な事は、この欲求をより強く持っている人をきちんと分類し、そのターゲットに対して適切な言葉をかけていく事。


今生きる事に困っている人、将来の不安を消したい人をターゲットにする商品には第一段階の欲求を刺激する言葉を使っていく。


そういった不安よりも自分自身の価値をもっと高めたいという人をターゲットにする商品には第二段階の欲求を刺激する言葉を使っていく。


これがしっかりとできれば、まず持って自分が書いた文章から商品が売れないと言う事はなくなります。

 

 

文章における「欲求」と「成約」とは

 

では最後に


「欲求を刺激するとはどう言う事なのか」


と言う点について言及しこの記事を締め括りたいと思います。


では、欲求を刺激するとは一体どういう事なのか。


それは端的に述べると


「その必要性を相手に認識させる事」


です。


ここまでお伝えしてきた欲求というのは、人間誰もが絶対に持つ欲求なのは間違いありません。


ただ、誰もが持っていると言うことと「それに気が付いている」と言うこととは全く別物です。


つまり、日常からその欲求を「意識」しているのかと言えばおそらくほとんどがそうではないと思います。


お腹が空いていない時に食欲は生れません。


眠くない時に睡眠欲も生れません。


また、日常の中で心から楽しいと思うことをしている最中に将来の不安を感じる人もいません。


また、1年365日ずーっと人から尊敬される事だけを考えているような人もまずいません。


しかし、これらの欲求は普段意識していないだけであって、全ての人間の心の中には必ず存在しています。


だからこそ、普段意識していないそれらの欲求をこちらの「言葉」によって呼び覚まし、そして意識させるのです。


先ほど挙げた例のようにステーキやビールの話をされた時、少なくともあなたは刺激されたと思います。


それと同じように、言葉によって欲求を呼び覚ます事はそれほど難しくはありません。


「欲求を意識させて、その解決策を提示する」


これが文章によって最も高い反応を取れる原則の1つになります。


アフィリエイト記事や有料noteの冒頭文。


あるいはそれ以外のテキスト媒体でなんらかのセールスを行なっていく場合。


この全てに今回お話させて頂いたテクニックをそのまま使って頂ければ、あなたが書く文章からはびっくりするぐらい商品が売れていくと思います。


それこそ、それなりのアクセスやフォロワー数がいれば飛ぶように商品は売れていくでしょう。


ですので、まずは意識的にでもこれらの欲求を刺激する文章を書いていくようにしてみて下さい。


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